一般的な仏式葬儀では、故人を供養するためにご焼香を行います。重要な儀式のひとつと言えるでしょう。ご焼香の作法は宗派によって少し違うので、それぞれの宗派の作法を覚えておきたいです。ただ、最近は無宗教葬を希望する人が増えてきています。
無宗教葬は一般的な仏式葬儀のように、決まったスタイルがありません。ご焼香の代わりに献花をしてもOKです。最近は、これが無宗教葬の定番になっています。もちろん、焼香をしないのなら献花をしなくてはいけないと言うわけではありません。
棺を囲んで静かに時間を過ごす方がお別れにふさわしいと言うのであれば、献花もする必要はないです。ちなみに、献花をする場合は、白菊を用いるのが普通と思われているでしょう。ですが、無宗教葬では白菊を用いることはあまりありません。
カーネーションやバラなどを用いることが多いです。
葬儀に参列するからには、しなくてはならないのがご焼香です。このご焼香、ただ何となくやっているという方もいる事でしょう。実は、ご焼香の回数は宗派によって違いがありますが、葬儀に参列したからといって亡くなられた方に合わせるのでなく、自分の宗派で行うのが本来と言われています。
仏様に方向をささげることで、深く敬うと言ったいみもあります。亡くなられた方の冥福をいのる気持ちが、何よりも供養になります。葬儀に参列をするのであれば、自分の宗派を確認し回数を知っておくのも良い事です。また、香りで邪気を払い、心身を清める意味もあります。
現代ではアロマテラピーの1つとして、お香をたくのもあります。これも同じ意味になり、それと同時に安らぎをもたらします。亡くなられた方も同じで、安らかな眠りにつくとし、お線香やお香をたくと言った習わしがあるのでしょう。