冠婚葬祭ではご祝儀や香典といった費用が必要になりますが、このときの費用というのはその結婚をした人や葬儀をする故人との親しさで違いがあります。葬儀では今家族葬がブームになっており家族だけでするようになりましたが、身内の場合には大体50000円くらいの費用というのが相場になります。
次に親しい近い親戚であれば30000円くらいが費用の相場になっており、あまり会わないような遠い親戚の場合には10000円くらいの費用と考えるといいでしょう。また家族葬ではありますが友達や仕事関係の人というのも来る事がありますので、友達の場合でも親しい間柄であれば30000円くらいの香典が必要になります。
しかし仕事関係でもあまり関わりがない場合や近所といった間柄であれば、5000円から10000円くらいというのが妥当な香典の費用といえます。
葬儀に参列する場合に喪主とその家族以外の人が用意するべきことの1つとして香典というのがあります。これは参列するためのお金で近親者になるほど高く払い、関係の薄い親族以外の人などは安く払う傾向にあります。これらは不文律の金額で明確に決まっていません。
そのためいくら払うかは周辺にさりげなく訊くなどして相場を確認しなければなりません。これらは元々はお葬式の費用が高すぎるということで、ご遺族を助けるためのカンパ的な意味合いがあります。この香典で助けられた人は、後年に助けてもらった人のご家族などが逝った際に同じ金額をお返しすることで借りを返すことになります。
しかし近年はその習慣を受け入れない事例が増えてきています。その理由の1つはご遺族の家族の生活環境にあります。今は故人とはまったく大幅に距離の違う場所で暮らしてる人が増えました。そのため受け入れた香典をお返しする機会がなかなかないということで、面倒な関係をなくすために最初から断る人たちが増えています。
これらは地域や喪主の判断にゆだねることになるため、断られても無理に渡すことをしてはなりません。